<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 登高>
<Format: 格式不明>
<Year: 2002>
<BookName: 唐詩選のことば>
<Translator: 石川忠久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 登高（とうこう）>
<BookPage: 119-121>
<UsedPage: 3>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
風急天高猨嘯哀，
渚清沙白鳥飛迴。
無邊落木蕭蕭下，
不盡長江衮衮來。
萬里悲秋常作客，
百年多病獨登臺。
艱難苦恨繁霜鬢，
潦倒新停濁酒桮。
<End Poem>
<Translation>
風は激しく吹き荒れ、秋の空は高く澄み、猿の鳴き声が悲しく聞こえる。
見下ろせば長江の水ぎわは透きとおり、砂は白く、その上を鳥が輪を描いて飛んでいる。
果てしなく広がる林の落ち葉は、さびしげに散ってゆき
尽きることのない長江の水は、わきかえるように流れ来る。
はるか万里も故郷を離れて、この悲しい秋を迎えた私は、つねに旅人の身であり、
一生の間病気ばかりしているこの体で、今たったひとり、この高台に登っている。
苦労を重ねて真っ白になったわが髪が、つくづく嘆かわしい。
年老いて衰えたため、せめてもの楽しみであった濁り酒すら、
最近やめなくてはならなくなった。
<End Translation>